森田アルミ工業のalbase

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こんなに写真をとるのが難しいものは初めて。今回は銀色のやつのこと。
私が家を建てて、感じたことを書き留めておくシリーズ。1回目。

これから家づくりをする人の何か少しでもヒントになればいいなと思って始めたこのブログ。いつもおかしな方向に行きがちですが、初心に戻って家づくりのことを。
我が家の家づくりは主人が設計の仕事をしているということもあって、私は横目で凝視しながらちょこちょこ口出しをするっていうスタンスだったけれど、その時にいろいろと話を聞く中で、なるほど!と思ったことなどを素人主婦目線で書くシリーズで。

最初は室内空間をすっきりシンプルに見せる方法について。
「ベースとなる部屋空間はとにかくシンプルに余計なものは引いて、家具で足していくイメージ。色合いについてもそう。」これが最初に聞いたコンセプトというか、家のイメージ。ふむふむって感じで聞いてたら、当時住んでた部屋を例に具体的に説明してくれたのが、確かこの8項目。

1.室内ドアの枠をなくす。
2.天井の廻縁をなくす。
3.幅木の存在感をなくす。
4.建具上の垂壁をなくす。
5.窓フレームをスリムにする。
6.窓額縁を薄くする。
7.カーテンレールを隠す。
8.家電類のコードが露出しないコンセント配置。

で、今回は3番目の幅木の存在感をなくす。という要素を。
幅木というのは、壁と床が直角に交わる部分にあるアレのことです。役割は2つあって1つは壁の保護。掃除機なんかが壁に直接当たらないようにするためですね。もうひとつは、壁と床にできる隙間を塞いで、ゴミなんかが溜まらないようにするため。幅木にはこういった役割がちゃんとあるのでそれ自体をなくすのではなく、存在感をなくすという方向です。

森田アルミ工業のalbase。アルミ製の幅木。高さが12mmほどしかないのでスッキリシャープに見えます。通常の幅木の高さは60mmぐらいなので1/5。それでも幅木としての役割は十分果たしてくれます。だからこれはもう写真のイメージが気に入るかどうか。あ、予算の問題もありますが。

森田アルミ工業のalbase2

幅木ってただ壁と床が直角に交わる部分の部材ですが、これをどうするかで部屋の印象は随分違います。幅木はめちゃんこ重要。建築っていうのはこういった細かなディテールの積み重ねが空間の印象を大きく決定付けるってことみたいです。意識高めに言うと、ミース・ファン・デル・ローエの「神は細部に宿る」ってやつです。レベルは違いすぎますが。ちなみに、意識低めに言うと、「料理における隠し味」カレーにおけるチョコレートみたいなやつのことねってことです。

 

森田アルミ工業のalbase
https://www.moritaalumi.co.jp/product/detail.php?id=23

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